20年お世話になっている 池野皮膚科クリニック
池野皮膚科クリニックさんには、病院が板橋の成増にあった頃から通っていて、かれこれ20年近くお世話になっています。
当時、まだ20代(!)だった私は、仕事からくるストレスのせいで、ひどい大人ニキビに悩んでいました。
現在は年齢もあって、ニキビ(吹き出物)の発症は、ほぼ落ち着いていますが、定期的に通院してスキンケア製品を処方してもらっています。なぜなら、こちらのクリニックの水溶性ビタミンC誘導体入りの化粧品は、アンチエイジング効果が高いんです!特に代表製品のVCローションは、ニキビ跡などを素早く治す効果はもちろん、シミの生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促し、白くてきめの細かい肌を実現してくれるのです。
水溶性ビタミンC誘導体とは
通常の水溶性のビタミンCは、空気に触れると酸化しやすく、水に溶かすと効力を失い、肌への吸収力も悪いというデメリットがあります。
このような欠点を改良して開発されたのが、ビタミンC誘導体です。
中でも、水溶性のビタミンC誘導体は、本来、吸収率の悪いビタミンCをリン酸と結合させることで皮膚に短時間で吸収させ、その効果を持続させる働きがあります。
ビタミンC誘導体入りの化粧品には、メラニンの生成を抑え、同時に新陳代謝を活発にして、メラニンの排出も促し、色素沈着を改善させる効果があります。
また、池野皮膚科をはじめ、美容皮膚科で処方されている化粧品は、市販の化粧品よりも、ビタミンC誘導体の含有率が5%前後と高いものが多いのです。(市販の化粧品は、コストの問題と副作用を最低限に避けるために1~2%に設定されているものが多いのです)
5%を超えると、刺激が生じてしまうのですが、もちろん、専門医の監修で作られた処方箋の製品は、高い安全性と効果が保証されています。池野皮膚科では、抗刺激成分を配合したリン酸ビタミンC含有率10%のクリームの開発にも成功しています。
ニキビ跡が治りにくい、同じ所に残っている、というお悩みの方も多いかと思います。これは、池野先生曰く、ニキビ跡に炎症を再び引き起こす特殊なタンパク質が残存して、活性酸素の発生などで再発を繰り返すせいなんだそうです。この色素沈着や赤みを消すための治療を、クリニックでは行ってくれます。
つまり、若い人のニキビにも、私たちのような妙齢のアンチエイジングにも、ビタミンC誘導体は、実に効果的なのです。
池野皮膚科クリニック アクセス
池野皮膚科の最寄り駅は、東京メトロ、有楽町線の銀座一丁目駅になります。
改札を出て、10番出口を使うのが最も近道です。こちらの階段を上って、中央通りを背に道を左に向かいます。昭和通りに出たところで、通りを左に曲がって1分ほど歩いたところにあるガラス張りのビル、プレリー銀座ビルの3Fにクリニックはあります。
建物の前にこのように電光掲示板が出ています。
駅からドアツードアで約7分ほどです)銀座というと何となく敷居が高そうですが、以前の成増の病院同様に、アットホームな雰囲気のクリニックです。
治療内容
ニキビ治療
定番のダラシンローションをはじめ、しこりニキビに効果的なダブソンゲルなど、遅れがちな日本のニキビ治療の中で、海外での研究やミーティングを数多くこなされている池野先生は、最新鋭の治療にも精通しています。また、炎症の残りがしつこく同じ場所に繰り返すニキビの根治を目指した治療も行っています。この病院で私を含め、しつこいニキビが治った、という人はたくさんいます。
アンチエイジング治療
処方箋の化粧品の投薬治療の他にも、レーザーによるシミの除去などの治療も行っています。
診察の受付時間
さて、2012年から再開していた初診の受付が2019年1月から再び中止となるそうです。
(激混み状態がここ数年、落ち着いていたのですが、今年<2018年>の夏くらいから待合室に以前のようにぎっしり患者さんがいるなあとは思っていたのですが。こちらの病院では、1人1人の話を丁寧に聞いて診察してくれるので、受け入れる人数にはどうしても限度があるようなのです)
再開の時期などは決まっていないようなので、こまめにHPをチェックされるのが良いかと思います。
現在の一般診療の受付
火曜 正午~PM3:00(初診・再診) PM5:00~7:00(再診のみ)
水曜 正午~PM3:00(初診・再診) 夕方診療なし
木曜 正午~PM3:00(初診・再診) PM5:00~7:00(再診のみ)
週に三日で初診は昼間のみなので、時間の都合を付けるのは大変かも知れませんが、二度目以降は夜の時間帯も受け付けているし、症状が落ち着けば、通院の間隔も長くできるので、最初だけ、何とか時間を作ってみてください。
ちなみに私は現在ではアンチエイジングのための化粧品の投薬のみで、二年に一度診察をしてもらっているのですが、ニキビなどの治療で行かれる場合は、やはり定期的に診察を受けて状態をチェックすることを推奨されます。
出来れば早めの時間に行った方が待ち時間も短縮できて良いと思います。正午前にすでに病院の入り口の前に列が出来ていますが、暖房の効いた屋内でしかも、長椅子もあります。
受け付け開始の時間になったら、診察券を提出して順番を確認します。早い番号ならそのまま待ってもいいですが、前に人がたくさん待機している場合は、一旦外に出てもOKです。
外から電話で受付に問い合わせて、順番まであとどのくらいか、教えてもらえます。銀座なので、時間をつぶす場所はたくさんあります!
私も、昔、30番目くらいの受付番号になった際、映画を1本観て戻ったら、順番を過ぎてしまっていた、なんてこともありました。もちろん、その後で診察してもらえましたが。
それでも、待つのはちょっと、という方には予約枠もあります。
予約診断受付時間帯
火曜 午後3:30 4:00 4:30 5:00(初診・再診)
水曜 午後3:30 4:00 4:30 5:00(初診・再診)
木曜 午後3:30 4:00 4:30 5:00(初診・再診)
ちなみに、遠方に住んでいて頻繁に来院できない再診の方には、スマホを用いた遠隔診療も行っているようです。全国各地から患者さんが来ている病院なので、その点はありがたいですよね。
初診の受付が中止になった後はどうしたらいい?
新しく診察を受けたいと考えている方で、初診の診察を受け付けている今年中にはどうしても、来院できない場合、または遠方にいてどうしても通院出来ない場合、こちらの病院で取り扱っているVCローションなどの処方箋は、他のいくつかのクリニックでも取り扱っているそうです。なので、電話でお近くの病院を紹介してもらう、という手もあります。以前、私の友人もそうして最寄りの病院を教えてもらったことがありました。
診察の様子
名前を呼ばれたら、まず先生の診察を受けます。明るく親身になって話を聞いてくれる先生です。
口をすっぱくして言われるのが、紫外線の害について。オゾン層の破壊で地上に届く紫外線の量は、数十年前と比較にならないくらい増加しているのだとか。紫外線はニキビの原因になる活性酸素を発生させるのはもちろんのこと、シミやたるみの原因の約80%以上を占めています。冬でも日焼け止めを塗ってくださいとのこと。そう言う先生、さすがにシミ皺のない白いお肌をしています。
紫外線の害に関しては、このブログでも何度か紹介しました。参考にしてみてください。
その後、洗顔を行ってから、化粧品のメーカーなどでもよく目にする見えないシミや色素沈着をチェックする肌測定器で肌の状態を記録。
参照 trico
上の写真のような機械に顎を乗せて180度の方向から顔の肌の状態を撮影します。
その後、カメラでの撮影、そして最後に看護師さんから処方された薬の使用方法の説明を受けて診察は終了となります。
池野皮膚科の初診料 ニキビ治療の場合
ニキビの治療薬に関しては一部、保険適用されるものもありますが、概ね、保険適用外、自由診療になります。化粧品に関しては全て保険の適用外になります。最初の診察の前に、その確認が必ずあります。
ニキビ治療の初期費用
初診料3240円 ニキビ治療薬ダラシンローション1620円
VCローション(化粧水)10800円 VCミルク(乳液)8400円
合計24060円
処方薬の数を最小に抑えて少なく見積もっても、この金額になると思います。
特に化粧水のVCローションは、1日1回はシートパックして使用することが奨められるので、約20日で一本を使い切ることになると思います。
しかし、ニキビの治り、ニキビ跡の回復がこれほど早く感じた薬は他にはありません。
このVCローションは美顔器などを使ってイオン導入をしなくても、しっかり角質の奥にまで浸透します。
エステや美容医療のフォトフェイシャルやイオン導入など、ニキビ跡の治療や美白のアンチエイジングの施術には、他にも有効な方法もあるとは思います。しかし、1回の施術費用が高く、しかもコンスタントに治療を続けなくてはいけないことを考えると、処方箋の化粧品でのホームケアは、はるかにコスパは良いし、続けやすいと思います。
池野皮膚科 私が普段使用しているラインナップ
VCローション(化粧水) 210ml 10800円
最初に使用した際には個人差もありますが、少しつっぱった感じがします。徐々になれてくると、肌に潤いが出てくるのが実感できます。上でもお話ししたように、効果を高めるために、毎晩、マスクに浸してパックをしています。先生曰く、イオン導入などの美顔器を使用しなくても、こちらの化粧水の成分はしっかり角質の奥に浸透してくれる仕組みになっているそうです。
成分
ちなみに、私は化粧水を浸すマスクはこのコーセーの製品を使用しています。
これが一番顔の輪郭にフィットするし、コスパも良くて使いやすいです。
VERミルク 40ml 8100円
リン酸ビタミンE配合の乳液です。コラーゲン促進作用のあるコエンザイムAも含有されています。たるみやしわ、血行促進効果もあります。
成分
リバイブエッセンス30ml 10800円
コエンザイムQ10以上の抗老化作用が報告されている美容液です。さらっとした感触でコラーゲン生成を促してくれます。
成分
VCソープ 1620円
古い角質を優しくクリアに除去してくれる洗顔石鹸です。ニキビ治療にもアンチエイジングにも効果的。洗顔は、これ一つで、数ヶ月持つので、コスパも良いです。
一見すると、どれもちょっとお高いなと感じますが、同じ成分のものを市販の化粧品で販売するとなると、広告費などの余分なコストが上乗せされて、それぞれ数万円以上の価格になるそうです。
ちなみに私は、ここに季節や肌のコンディションに合わせていくつかの市販のアイクリームやシミ用の美容液をプラスして使っています。
池野皮膚科の処方箋を使うようになってもう20年近くが経ちます。現在、齢49歳となり、年齢なりのシミはさすがに少し出てきましたが、とりあえず肌のキメと白さだけは良い調子を保っています。
ノーメイクの状態で(’失礼します)撮影してみました。
池野皮膚科で取り扱っている化粧品はどれも病院の処方箋になります。転売やネットでの販売は薬事法違反になりますので、くれぐれもご注意ください。