春香のビューティ週間☆ダイアリー

美容と健康に関して、今までほしかったけどなかったお得な情報を紹介していきます。

コンタクトレンズが外れない時の対処法

 

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なぜ?取り外していないはずのコンタクトレンズが見あたらない!?

 昨年のことになります。夜、いつものようにコンタクトを外していて、片方のレンズをケースに仕舞い込んだその時、外していないはずのもう片方の目の視力が裸眼状態になっているのに気がついたのです。

ハードコンタクトレンズ歴40年近くになる私にとって、もはやレンズの取り外しは洗顔や歯磨きと同じく無意識の習慣になっているので、ぼんやりしているうちに残りの片方も外してしまったのかなと、ケースを確認してみると、さっき仕舞ったばかりの片方のレンズしか保存されていませんでした。

外す際に落としてしまったのかと慌てて眼鏡を装着して、洗面ボールや周囲を隈無く見回してみたのですが、どこにもなく。

次に目の中でずれたのかもと、まぶたを持ちあげて、眼球の上の方をチェックしてみました。たまに取り外しの際や装着中に、レンズの位置がずれることがあり、大抵は瞼の上の方に行ってしまっていて、指で瞼を押して元の位置に戻しているのです。しかし、今回はそこにも見あたりませんでした。

痛みもないので、やっぱりどこかで落としてしまったんだなと、部屋に戻って、家中を入念に探してみましたが、どこにもなく。最後の悪あがき(?)にネットの情報で、排水に流してしまったなら、洗面台の下のS字やU字トラップ部分に残っている可能性があるという情報(通常、下水の逆流を防ぐために家庭の配水管には下の写真のように底になっている箇所が存在します)に一縷の望みをかけて配管を外して確認するも、レンズは残っておらず。

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結局、小一時間探しまくっても見つからず、すでに配水管を通って流れていってしまったんだろうと、ようやく諦めをつけて、今まで一度もレンズの紛失したことないのに痛い出費だなと思いつつ、翌日、新たにレンズを作り直してもらおうと、かかりつけの眼科医院を訪れることにしました。

診察室で先生にいきさつを話すと、「痛みがないなら、どこかに落としてしまったんでしょう」ああやっぱりなあと私。「そんなふうに言ってやってくる患者さんの9割は、もう目の中にはないんです」と説明しつつも、「それでも一応、目の中をチェックしておきましょう」と瞼を持ち上げた瞬間、「あれっ、ある!」なんと、上瞼の上の方にレンズが入り込んでいたのでした。

今までとは違い、眼球のかなり上の位置だったので、自分でまぶたを捲った際には見つけられなかったのです。

そのまま、軽く麻酔をしてレンズを取ってもらいました。

ちなみに、先生曰く、巷でよく言われているコンタクトレンズが目の裏側に行ってしまって、手術でしか取り出せない、なんてことは目の構造上あり得ないそうです。ただ、上まぶたには下まぶたと違って結構スペースがあるので、今回の私のケースように見えない位置まで入り込んでしまうことがまれにあるのだとか。

目の中のレンズに気づかず、そのまま新調していたら、大変なことになるところでした。

そういえば、以前、海外で、コンタクトレンズが目の中に27枚も入っていることに気づかなかったという驚きのニュースもありました。ご本人は白内障の手術を受けるまで何十年も気づかなかったそう。27枚って言えば、すごい厚みになるはずなのに、痛みは感じなかったのでしょうか。

www.cnn.co.jp

 

コンタクトが取れなくなった際や急な目のトラブルに対応してくれる眼科

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私の場合、幸いにもそんな感じで、今回は角膜に傷もなく、無駄な出費もなく、無事に問題は解決しました。しかし、また、同じようなトラブルが起きないとは限りません。

もし、病院の長い休みの時期や休診日に同じようにコンタクトが取り出せなくなってしまったら、どうすれば良いのか?

そんなことを会計の際に看護師さんに相談したところ、

「一晩くらいは痛みもなければ、角膜に傷を付けないようにしっかり目薬を差して、翌日受診すれば大丈夫です。もし、それでも、不安だったり、長い連休に起きた場合は、眼科の救急外来を受診してください」とのこと。

ちなみに、都内では、三鷹の杏林大学病院の眼科が、休日夜間対応してくれるそうです。このブログの網膜剥離の記事でも紹介しましたが、杏林大学病院は都内で唯一の眼科の救急外来が併設されていて、目の急な疾患にも365日24時間体制で対応してもらえます。

www.haruka-bitokenkoblog.com

 

また、他の地域でも消防庁の救急相談窓口♯7119に電話すると、お近くで対応可能な医療機関を紹介してもらえます。

いずれにせよ、気になった症状が出た際は、早めにお近くの病院を受診するようにしてください。

 

自分で出来るコンタクトレンズが外れない時の対応策 

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とは言え、コンタクトレンズが外れない際には、焦らず、まずは自分で正しい対応を行ってみるのも大切です。

コンタクトレンズが外れないケースは、大きく分けて2つの原因があります。

①コンタクトが目の中でずれてしまって外せないケース

今回の私のように、レンズがまぶたを捲っても見あたらないケースは、必ず眼科を受診してください。目の中に残っている可能性があります。

そうではなく、見える位置にあってずれてしまっている場合は、そっとまぶたの上からレンズを押して、元の位置に戻すようにしてください。

②コンタクトは正確な位置にあるが、外せないケース

コンタクトが正常な位置にあるのに、通常の方法で外せないのは、目が乾燥してレンズが角膜に貼りついている状態のせいです。この場合は、いくつかの対処法があります。

1 いつもより目薬を多めに差してみる。水分でレンズの滑りがよくなって外れることが多いです。

2 ハードコンタクトレンズの場合は、外す際にいつもよりも若干目尻の外側に人差し指を当てて引っ張ってみてください。手が濡れた状態では滑ってしまうので、必ず水分を拭いてから行ってください。

それらの対処法で駄目な場合は、

3水を張った洗面器に顔を付けてパチパチ瞬きしてみる。

一度ダメでも決して焦らないでください。時間を置いて再度チャレンジすると必ず外れます。 

オススメ目薬

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目薬は、毎日使っても安全な防腐剤添加物フリーのものをオススメします。涙の成分に近い「参天製薬ソフトサンティア」は、かかりつけの眼科の先生に推奨されて私も長年愛用しています。

ちなみに、コンタクを外す道具として、このような製品もあります。

ソフトレンズ用「メルル」レンズの装着にも取り外しにも利用できます。主にコンタクトレンズ初心者の方や、ネイルをしている方などがスムーズに装着や取り外しを行うための製品です。

ハードレンズ用スポイト ハードレンズ使用者向けで、取り外しのみに使用できます。

 

まとめ

・コンタクトレンズが正常な位置にあるのに外せない場合

 目薬を差す→目尻の外側を引っ張る→洗面器に目を付けて瞬きしてみる→取り外し用の器具を使ってみる。

・コンタクトレンズが目の中でずれて取れない場合

 瞼の上からレンズを優しく押して元の位置に戻す。レンズ自体が見えない場合は、眼科で取り出して貰う。

・コンタクトが目の裏側に行ってしまうことは目の構造上あり得ない。